花粉症対策と鼻呼吸
花粉症対策の1つとして「鼻呼吸」が注目を集めている。
以前から鼻呼吸を主張している西原克成医学博士は、口呼吸が多種多様な病気の原因であるとの考えから、花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息等多種多様な病気に対して鼻呼吸を実践する治療をし、現実に効果を上げていると云う事である。
鼻から空気を吸う「鼻呼吸」では、鼻腔をとおる間に埃や細菌等の異物が除去され、同時に加湿される。
その空気は肺で酸素を吸入しやすい状態に成る。
つまり、鼻は優秀な加湿器と空気清浄機の任務を果たしていると云う事である。
人間は今では鼻と口のどちらでも呼吸をする事がでくが、本来人間をはじめとする哺乳類は鼻だけで呼吸をしていた。
口呼吸では空気と一緒に吸い込んだ埃や細菌に拠って扁桃腺組織を痛め、その機能を低下させてしまう。
その結果免疫力が低下して花粉症等多種多様な病気を生じさせると云うわけである。
ようするに、人間の体は口から吸った空気を綺麗にするしくみに為ってないのである。
いっぺん口呼吸が身にかんしてしまうと、なかなかどうして鼻呼吸にはもどせないものである。
花粉の飛んでいないシーズンオフから少しずつ鼻呼吸に取り組む対策が必要である。
その方法として睡眠中に濡れマスクを活用するのも効果的である。
睡眠中は我知らずに口呼吸をしている事が少なくないものであるが、濡れマスクをすれば口で呼吸をしにくくなる。
更にマスクの水蒸気を吸い込み鼻の通りがよくなる事で自然と鼻呼吸が身につくるのだ。
昼間は意識的に口を閉じて鼻呼吸をする心がけが肝心である。
市販の鼻呼吸グッズもおおくでているので試してみるのもよい方法である。
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